台中IMCの紹介

■ IMCの起源
IMCはアメリカで誕生しました。1903年、アメリカ・コネチカット州ハートフォード市のYMCA（キリスト教青年会）の支援を受け、数名の工場長（Foremen）によって設立されました。当初は「工場監督者懇親会」という名称で、リーダーシップの向上や労使関係の改善を目的としていました。

1934年には「監督者懇親会全国連合会」が設立され、1935年にはニューヨークで第1回全国大会が開催されました。その後、毎年フィラデルフィア、ワシントンD.C.、シカゴなどの大都市で全国大会が開かれました。

1948年、企業経営がますます複雑化する現状を踏まえ、組織名をINDUSTRIAL MANAGEMENT CLUB（略称IMC）に改称しました。その後、アメリカ全土の40以上の州に広がり、多くの支部と会員を擁する組織へと成長しました。会員は主にビジネス界の著名人であり、組織は民主的な運営を行いながら、アメリカの産業界に多くのリーダーを輩出し、社会福祉にも貢献するなど、アメリカの工業発展に大きな役割を果たしました。

1970年には組織名をINTERNATIONAL MANAGEMENT COUNCILに改称し、引き続きIMCという略称を使用しています。

■ 台湾IMCの発展と台中IMCの設立
中華民国IMC全国連合会の主席である呉金川氏は、1961年にアメリカのICA（International Cooperation Administration、米国国際協力総署）から派遣され、アメリカと日本を視察・研究しました。

アメリカでは企業経営と管理の研究が非常に重視され、企業が経営管理の専門家を雇うと、その企業の株価が上昇し、専門家が退職すると株価が下落するという現象を目の当たりにしました。

その後、日本の箱根や熱海の温泉地で開催された企業経営セミナーにも参加しました。そこでは、白髪の年配実業家たちが観光を後回しにして講師の話を熱心にメモする姿を見て、日本の急速な経済成長が偶然ではないことを痛感しました。

台湾に帰国後、YMCA（キリスト教青年会）の大会でアメリカと日本の経済視察報告を行い、台湾も企業経営の研究に力を入れ、急いで追いつく必要があると強調しました。この報告は、台北IMCの創設者である故林和引氏をはじめ、林波士氏、呉南雄氏、呉文統氏、欧滋英氏、黄士英氏、文錫熞氏らの共感を呼びました。

また、1960年に呉安全YMCA主任幹事がアメリカでYMCAの活動を視察した際、アメリカのYMCAの下部組織としてIMC（Industrial Management Club）が企業経営管理の研究と指導を行っていることを報告しました。

これを受けて、1961年5月5日に台湾初のIMCである**台北市国際工商経営研究社（YMCA IMC）**が設立されました。アメリカIMC本部からも祝電が寄せられました。

その後、台中市、台南市、高雄市、嘉義市、基隆市、彰化県、台南県、雲林県、南投県、桃園市、苗栗県、新竹県、宜蘭県など全国各地でIMCの友好支部が次々に設立されました。一部の支部はアメリカIMCと姉妹提携を結び、日本の各団体とも交流を深めています。

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